コンテンツへスキップ

【春田氏解説】プライベートジェットの魅力・価格・維持費について

最終更新日 2024年4月8日 by ormand

「ビジネス用途でプライベートジェット機が欲しい」
「プライベートジェットの価格と維持費が気になる」
「春田英樹さんの経歴が知りたい」

プライベートジェットと聞くと、富裕層が利用するものというイメージを持っている方が多いかと思います。
日本での普及率はそこまで高くはありませんが海外では広く利用されており、アメリカでは20,000機ほどが運用されているとされています。
特に、経営者などのビジネス用の移動ツールとして活用されているケースが多いです。
そのため、海外では主にビジネスジェットと呼ばれていますが、その最大のメリットは長距離移動の利便性が向上することです。

https://www.basse-normandie.net/mental-care.php

ビジネスジェットの特徴を春田英樹さんに聞く

ビジネスジェットは、発着時刻に縛られず空港での待ち時間もほとんどないため、移動時間の大幅な短縮につながります。
一分一秒を惜しむビジネスマンにとって移動時間が短縮できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
また、ビジネスジェットは空港が開いている限りは、全国のほとんどの空港から24時間いつでも飛び立つことが可能です。
しかも、通常はハブ空港を経由しなければならない地方の空港や飛行場にも直接アクセスすることができます。

移動の自由度が飛躍的に向上する

渡航先に制限はあるものの、海外へ渡航することもできるため、移動の自由度が飛躍的に向上します。
数時間の間に複数の空港に降り立つこともできるため、複数の案件を限られた時間の中でこなさなければならないケースなどに最適です。
さらに、通常の旅客機とは異なり、乗り合わせる乗客は同僚や友人のみなので、移動中の時間を有効活用できるという魅力もあります。
他の乗客に気を使うことなく食事や睡眠などをとることができますし、一般的な旅客機よりもセキュリティ性も高いため機密情報を扱うミーティングを行うことも可能です。

ビジネスジェットの価格

このように、ビジネスジェットは経営者などのビジネスパーソンにとって最適な移動ツールと言えますが、ビジネスジェットの価格は非常に高いものの機種によって大きな差があります。
例えば、最大7人乗り(乗客5人)の小型機であるホンダジェットエリートは約5億8000万円から購入できますが、ガルフストリーム社のG650、ボンバルディア社のGlobal7000といった大型の機体となると数十億円もの費用がかかります。
機種によっては80億円以上するものもあるので、購入するには相当の資金力が必要です。

ビジネスジェットを保有するのにかかる維持費について

中古の機体であれば購入費用を抑えることができますが、ビジネスジェットを保有するには当然ながら維持費もかかります。
具体的には、パイロットなどにかかる人件費・整備費・機体保険料・燃料費・空港での駐機代といった費用もかかります。
パイロットに支払う人件費は、年間にわたって定期的に利用するとした場合、最低でも2,000万円ほどかかるのが一般的です。
加えて、フライトアテンダントを付ける場合は1名あたり400~500万円ほどかかるとされています。
そのため、フライトアテンダント1名のみにしたとしても、人件費だけで3,000万円はかかる計算となります。
また、安全なフライトには日々の整備が欠かせませんが、整備士を雇用するためには年間で1,000万円ほど必要です。
加えて、定期点検にかかる金額は年間で3000万円以上かかるとされています。
飛行機は、定期的に飛行させないと劣化してしまう部品もあり、たとえ利用者がいなかったとしても飛行させなければなりません。
定期点検では、劣化した部品を交換するだけでなく、部品の劣化を防ぐための飛行費用も含まれています。
燃料費については、機体の大きさなどに大きく左右されるものの、小型ジェット機でも10,000km飛行させるのに20万円ほどの燃料費がかかるのが一般的です。
さらに、ビジネスジェットを利用しない場合、どこかの空港に駐機しておく必要があります。
駐機代は空港によって異なりますが、例えば岡山空港で年間契約をした場合は月に100万円ほどかかります。

日本でビジネスジェットが普及していない理由はコスト

このように、ビジネスジェットを保有するためには様々な費用を支払わなければなりません。
たとえ利用しなかったとしても維持費は発生しますが、一般的には年間で2~3億円はかかるとされています。
購入価格だけでなく維持費も高額になるのが日本でビジネスジェットがそこまで普及していない理由だと考えられます。
日本には、高額な購入費用や維持費を支払ってでもビジネスジェットを利用したいと考える方は少ないのでしょう。

チャーター機を利用する

なお、ビジネスジェットに魅力を感じているものの、経済的な問題で購入に踏み切れないという場合はチャーター機を利用するのも一つの手です。
ビジネスジェットを保有することはステータスではありますが、チャーター機であれば利用する際に費用を支払うだけで済みます。
年間で数回程度しか利用しないのであれば、チャーター機の方が圧倒的にコストパフォーマンスが高いです。

まとめ

現在は、ホンダジェットエリートのような数億円程度で購入できるビジネスジェットも登場しており、購入・保有のハードルは以前と比べて下がってはいるものの、以前として高い資金力が必要であることに変わりはありません。
そのため、ビジネスジェットに魅力を感じているとしても、購入は慎重に判断する必要があります。